№2頼山陽史跡資料館のクロガネモチ in HIROSHIMA
原爆投下から5年も経って芽生えた木
まるで顔のように見えるクロガネモチです
A-bomebed trees in HIROSHIMA
【Do you know Atomic Bomb Trees?】 被爆から5年も経って芽生えた木
№2「頼山陽史跡資料館のクロガネモチ」
▼爆心地からの距離:410m/広島市中区袋町5-15
▼モクセイ科・常緑高木
▼樹齢70年以上。樹高:4.5m 幹周り:0.29m
【木の特徴―樹皮に目玉】
原爆投下から5年も経って、芽吹いた木があります。この資料館は爆心地から近く、被爆後は根元の残骸を残すのみでしたが、根株から芽吹き、現在では5メートルを越す高さに成長しています。樹皮に残るこぶは目玉のよう。「びっくりしたなあ、もう!」そんなふうに言っているように見えませんか? 資料館の復興はかなり大変だったと伝わりますが、その間、いのちの力を蓄えて、いつか地上に出る日を待っていたのですね。よく生き延びました。根元はひび割れ、幹は苔むして、古木の風情を漂わせ、ちょっと寂しげなクロガネモチです。会いに行ってあげてください。
【被爆の伝承】
頼山陽(1780-1832)は江戸時代後期の歴史家、思想家。旧居室、建物および資料はほぼ全焼したが、西隣にあった日本銀行広島支店のおかげで部分的に建物が残りました。著作『日本外史』の草稿をまとめた居室のそばに、このクロガネモチが立っています。彼の生涯は眞山青果の戯曲『頼山陽』によく描かれています。(2008年8月撮影)
【この木に会いに行こう!】
路面電車「袋町」で下車、すぐ。頼山陽史跡資料館の庭園内。
http://www.hiroshima-navi.or.jp/sightseeing/bunkashisetsu/shiryokan_toshokan/4622.php
≪DATA of A-Bombed Trees≫
Kurogane holly/Rai Sanyo Shiseki Museum
410m from the hypocenter
botanical name:Ilex rotunda
age:over 70 years old
height:5 m
surroundings:0.29m
address:5-15 Fukuro-machi Naka-ku,Hiroshima city,Rai Sanyo Shiseki Museum(10minute walk from the A-bomb Dome.)
This tree survived the atomic bombing of Hiroshima, about 410m from the hypocenter.
The tree was burned down and only the stump by the A-bombing on August 6,1945. After the war, the stumb sprouted 5 years later and has grown about 5 meters. Rai Sanyo (1781-1832) is a scholar who wrote Nihon Gaishi on Japanese history. Over 70 years old .Aug,2008 Shooting
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